クレジット・ローンがよくわかるBlog

クレジットカードの1番のメリットは、先にモノを手に入れてから、後で支払うという決済手段であること。

4月のカードローン残高2.3%増

全国銀行協会が発表した加盟116行の4月末時点のカードローン残高は4兆4118億円となったのだそうで、これは前年同月比で2.3%増えたのだとか。


この数字は昨年4月分から公表を始め、前年比の増減率が出るのは今回が初めてになるのですが、過剰融資の抑制へ厳しい審査になったとはいえ、カードローン額が増えているのは驚きですね。



そもそも近年、無担保で使い道が自由な銀行カードローンは、返済能力を上回る過剰な融資に対する批判があって、メガ銀行や一部地銀が年収に応じて融資を制限する自主ルールを導入しているのですが、理想と現実にはかなりの隔たりがあるようです。


確か3月末時点でのカードローン残高を公表した際、この1年で伸び率が低下傾向にあるということだったのですが、今後も低下していくのでしょうかね?


「成人年齢」を、現在の20歳から18歳に引き下げることを盛り込んだ改正民法が6月13日、参院本会議で可決されましたけど、これにより18歳、19歳も「成人」として、親の同意なしにローンやクレジットカードの契約を結ぶことができるようになるので、銀行側でしっかりとコントロールをしなければ、ドンドンとカードローン残高は増えていくような気がしますし、節度ある使い方をそれぞれが考えなくてはなりませんね。